オイルヒーターは電力でオイルを温めることで熱を発生させて、部屋全体にその熱を伝えるという仕組みの暖房器具です。
ほかの暖房器具と比較すると電気代が高いことがデメリットの一つに挙げられますが、電気代が高い理由は、内部のオイルを温めるために多くの電力が必要になるためです。
オイルヒーターは内部にオイルが入っており、電気で温められたフ放熱板の熱がオイルに伝わる仕組みになっています。
オイルは一度加熱されるとその熱を長い時間蓄えておくことができますが、最初に暖まるまでに多くの電力が必要になるため電気代が高くなってしまうのです。
では、オイルヒーターを使う場合にどうすれば節電できるのかというと、他の暖房器具と併用することが最も有効です。
オイルヒーターは狭い箇所を暖めることに向いていますが、逆に広い部屋をまんべんなく暖めるという用途には不向きです。
そのため、例えばエアコンを稼働させつつ人がいる場所の近くにオイルヒーターを置くという使い方をすると部屋全体のみならず人がいる場所も効率よく暖められます。
また、使用する部屋の断熱も効果的です。
窓やドアを閉めるだけではなく、隙間テープなどで隙間をを塞ぐことでオイルヒーターが発する熱を逃がすことなく効率的に部屋を暖められるのです。